こんな悩みに寄り添います。
社会に出て仕事を続けていると、理不尽に耐えなければならない時が必ずあります。
私はハウスメーカーの営業マンです。
例えばさんざん間取りやらデザインやら値引きやらで振り回された挙げ句「やっぱり他のメーカーにします」なんて言われた日はかなり落ち込んでしまいます。
営業マンにとってそんな出来事は日常茶飯事なのですが、それでも辛い時は辛いんですよね…
何度も打ちのめされました…
本記事ではそんな辛い時期を乗り越える方法とマインドを共有いたします。
傷ついた心に効く薬は「時間」
結論はシンプルで「時間をかけて解決していく」以外に無いでしょう。
- 休みをとってリフレッシュする
- お酒を飲んで忘れる
- 旅行に行く
- スポーツやカラオケなどでストレス発散
- 読書などで自己研鑽
などなど。一般的には上記の方法も有効だと言われていますよね。
しかしこれらの方法についてはただの逃避行動ではないでしょうか。
もちろんすべてを否定するわけではありません。
例えばお酒を飲んでいる間はあまり深く問題のことを考えられなくなるので、どうしても心がしんどくて押しつぶされそうな時には有効でしょう。
あなたの問題はそう簡単に解決しない
そもそもお酒を飲んでパッと忘れられるような内容であれば、それほど深刻な悩みとは言えません。
とても休みをとって旅行に行ける気分ではないし、読書やスポーツに興じる心の余裕なんかない。本当に悩んでいる時はきっとこんな精神状態でしょう。
傷ついた心のケアは非常に厄介で、どんなに順序立てて解決方法を考えたとしても受け入れることを拒絶してしまうのです。
心の傷は簡単には癒せない
仕事のミスや人間関係の悪化でできた心の傷は簡単に治りません。
なぜなら特効薬が存在しないからです。
起こった出来事や事実を受け入れ、解決し、さらに時間が経たないと元に戻ることはないでしょう。
やはり悩みを解決するのには時間が必要です。
傷ついた時に早まった行動をしてはいけない
心が傷ついている時期は、冷静な判断能力が欠落していることもあります。
そんな時に重大な決断をしないように気をつけてください。大抵の場合ろくな結果になりません。
逃げ出したい気持ちをぐっと抑えて立ち向かう気力が必要です。もちろん心の負担はかなりのものになるでしょう。
心の負担を軽減するには解決法を知ることが一番です。そしてその解決法に必要な唯一の物が「根気」だと私は考えます。
根気と時間で解決できない問題なんて無い
根気と根気で解決できない問題はありません。これは言い切れます。
極端な話をすると、30歳の時にあった仕事のミスを100歳まで引きずっている人はまずいないでしょう。
そのあたりを詳しく解説していきます。
怒っている人も相当なエネルギーが必要
対人関係の悩みについては、相手側もずっと同じエネルギーで向かってくるわけではありません。
怒っている方や理不尽なことを言う側も相当エネルギーを使っています。
自分に非があるのであれば誠意をもって謝る。理不尽な要望を受けているのであれば毅然とした対応をする。そんなことをやりながら相手方のエネルギーが切れるのを待つ。
結局のところ、根気と時間を使って地道に解決していくのが一番の近道です。
プライドを保つにはロボット化が最も有効
根気と時間を使った解決法を実践した場合、間違いなく精神が削られていきます。
そこで、自分のプライドを保つための考え方を構築していく必要があります。
というか何か対策を考えないとやってられません…
そこで私がたどり着いた有効な考え方は「自身のロボット化」です。
お客様にどれだけ理不尽なことを言われようが、上司に怒られようがロボットのように対応するのです。表に出すとマズイですが、話半分くらいで聞く感じでいいと思います。
怒られながら「晩ごはん何にしようかな〜?」と考えるくらいで臨めばいいです。
ただし表に出すのはあくまでも「毅然とした対応をする自分」や「誠意を持って謝る自分」。
ロボットになったつもりでやるのがコツですよ。
逃げて時間稼ぎをしても解決しない
根気と時間を使って解決をする際に気をつけるべき点は逃げないことです。
逃げて時間稼ぎをしたところで相手のエネルギーは減っていきません。
むしろ対応から逃げているという事実が怒りの炎へ燃料を投下してしまう…みたいなことにつながってしまいます。
可能であれば電話やメールでもなく、対面で話をするのが良いでしょう。
逃げずに対応していくことが解決の第一歩です。
辛い出来事を乗り越えたらキャパが広がる
辛い時期を逃げずに戦い抜けば、確実に仕事のキャパシティが広がります。
イメージとしては筋トレと一緒です。10キロのダンベルを持てるようになった後で5キロのダンベルを持つと軽く感じます。
ここからは私の身近な方を例にあげて、辛い時期から逃げ出さないメリットをお伝えします。
私の身近にいるメンタルモンスター
私の身近にどれだけ怒られようが、お客様から理不尽なことを言われようが、事務所に戻ればケロッとしている方がいます。
初めて一緒に働いた際はすごい衝撃を受けました。とんでもないメンタルモンスターだと感じたのです。
しばらく一緒に働く中で「このメンタルモンスターは最初からモンスターだったわけではない」と気づくのです。
メンタルモンスターは性格ではなくスキル
メンタルモンスターは、もともとそういう性格という方だけではありません。これは一種のスキルだと断言します。
このスキルは辛い時期から逃げなかった経験から得ることができます。
前述の同僚は、性格だけみると打たれ弱い部類です。ただし仕事関係のことだけに特化してメンタルが強すぎるのです。
これもイメージは筋トレと一緒です。仕事関係とそれ以外では使う筋肉が違うのでしょう。
1度100キロのダンベルを持てるくらいの筋力がつけば、10キロのダンベルなんて簡単に持てるはずです。
そんな感覚でお客様の理不尽に立ち向かっていくことをオススメします。
1年後には大体飲み会のネタになってる
どんなに辛い時期であっても、解決してから1年も経てば飲み会のネタになるでしょう。
今キツイ時期だとしても、乗り越えた先にはきっと明るい未来が待っていると信じるべきです。
嫌な出来事から逃げることも決して間違いではありません。しかし逃げなかった先には得られるものが必ずあります。
メンタルモンスターというスキルもそうですね
まとめ:辛い時期を根気と時間で解決するのはかっこいい
本記事では仕事でのミスやお客様からの理不尽な要求によって心が折れそうな時の解決法についてまとめました。
結論は根気と時間を使って解決していく方法が一番です。簡単な解決法ではないので、「現状からすぐに抜け出したい」と考える方にはがっかりする内容かもしれません。
しかしそんなに簡単に解決するようであれば、そもそも悩んでいないのです。
精神が削られる方法ですので「自身をロボット化」して機械的に対応していく考え方がオススメです。
辛い時期を乗り越えた後は確実にキャパシティが増え、スキルもしっかり身についていることでしょう。